大洗女子学園高校に短期転入してきたよ(訳 4DX観てきたよ)


2/22の月曜日、大学はもう春休み期間中だったので、ガールズ&パンツァー4DXを観てきました。
いやあ最高でした。昨日の僕は確実に大洗女子学園高校に短期転入でやってきた戦車乙女の一員でした。


ちなみに今回の4DXの体験レポを書いている僕は、今回の4DX版ガルパンが初めての4DX体験であり、ガルパン劇場版としては6回目の鑑賞でした。


以下、簡単に4DX劇場版の良い点、悪い点を箇条書き、*1という形であげていきます。よろしければ参考にしてみてください。
もちろんですがネタバレ注意!


・良い点
・4DXシアター専用のロッカーが併設されているのは便利
4DXでは演出で結構多めの水が利用されるので、貴重品を守る為にロッカーが用意されています。また座席が映画内の動きに合わせて激しく揺れるので、揺れると困るというものを身に着けている人も助かると思います。
そして嬉しいのが無料。 お財布事情がアンツィオ、継続並の寂しい方にはこういうことって地味に嬉しいですよね。


・本編各シーンの表現が全て次元*2を超えてスケールアップ
これがやっぱり4DXの醍醐味です。公式サイトによると
Motion,Air,Water,Scents,Bubbles,Fog,Wind,Lightning,Snow,Rainstormの10の演出が楽しむことができるそうです。
流石に全部振り返るわけにも行きませんが、各シーンではいったいどんな演出があったのか、印象に残っているものを中心に振り返っていきたいと思います。
Motion
Motionの演出は更に細かく分かれており、座席の動き、背中・ふくらはぎへの刺激*3の2つがあります。
座席の動きでは、戦車に乗っての移動シーンでは当然座席が揺れます。そして戦車が稜線を超える時や、坂を登る時は合わせてちゃんと傾斜します。砲撃を喰らえばもちろん座席が揺れます。感動したのは戦車によって揺れが違うこと!
分かりやすいのはポルシェティーガーですね。唯一のモーター駆動だからなのか、自動車部に相当足回りをイジられているのか*4他の戦車に比べてとてもスムーズです。逆に揺れが酷いのがアヒルさんチームの乗る八九式、新キャラローズヒップクルセイダーですね。
映画をじっくり観るのはもはや不可能ってぐらい揺れます。そういう意味では初見で細かいところをしっかり観たいという方には通常版の方がオススメかもですね。

背中、ふくらはぎへの刺激
かる〜く誰かに叩かれているような、もしくはあまり気持ちよくはないマッサージチェアのようなこの演出が使われるシーンは、ボコショーのあのボコが袋叩きに遭ってしまうあのシーン。
なんで俺らも殴られてんの?とツッコミながらも笑えました。*5

そして一番ビックリさせられたのがAirですね。
戦車の打ち出す弾が車両をかすめていく時には、その風切り音に合わせて耳元から風が吹き出しますし、機銃を喰らえば耳元から高速BPMな空気砲が飛び出します。ダメージとしての有効性には疑問が残るあのCV33の8mm機銃の鬱陶しさが身にしみるほど分かります。
他の演出は正直最後らへん、ある程度慣れてきたんですが、この空気砲を使ったAirの演出だけは最後までビックリさせられ続けましたね。


以上がの4DXの演出の良いところだとしたら、次に述べるWindの4DX演出の売りと言えるかもしれません。
Windは風を発生させてくれるんですが、これが水島監督のあの間を使った演出との相性がバッチリ。
TVシリーズのサンダース戦、バレー部の乗る八九式とアリサの乗るM4A1シャーマンが対峙した時のあの演出の頃から、僕は水島監督の動と静を使い分ける演出が大好きだったんですけど
今回の劇場版でもその動と静の使い分けは見ものです。
エキシビジョンの激しい戦闘の合間に挟まれる継続高校のミカとアキのシーンでは本当にさわやかな風が吹くんですよ! これには本当に感動しました。
*6


・メガネ・コンタクト使用者にとっての鬼門であるWater,Rainstorm対策がばっちり
4DXではWaterとRainstormという2種類の水を使った演出があるのですが、コンタクト使用者の僕は一切問題なく最後まで見ることが出来ました。
また顔に向かって水がすごい勢いで飛び出してくるWater演出は、手元のスイッチでオフに出来ますので、不安な方はこちらをOFFにすることでさらに安心して映画を楽しめますね。
でも、twitterなどの4DX体験感想を見てみると、どうやら劇場によってここらへんには差があるみたいですね。一部の劇場では上から雨が降ってくるRainstorm演出で視聴に影響が出た人も居る模様。*7


・悪い点
・上映前の各シーンの出だしがフリーズする。
最初のCM、提供のshowgate、そして3分ちょっとで分かる! ! ガールズ&パンツァー、本編。各シーンの出だしが何故か7〜10秒ほどフリーズします。 別に本編の再生にはなんら支障はきたさないんですが気になります
回線弱いところでyoutube見ている感覚というか、謎の安っぽさを感じました。残念。


・上記の4DXによる追加演出のうちBubbleFogは普通に画面に被る。
風呂場のシーンでのBubbleはまぁ良いとして、EDでpiece of youthがかかった瞬間に出てくるシャボン玉軍団は正直シュールでした。
ハッピーエンドの映画では毎回シャボン玉出すのかな?
かなり感動して目にジーンと熱いものがこみ上げてくるEDシーンで、ED曲とともに大量発生するシャボン玉は正直、初見の人には邪魔なのかなとも思いました。
あと別に興をそぐというわけではないのですが、戦車大破シーンで煙が画面を覆い隠すのはすごい、リアルさが増していて感動したのですが、その後シーン転換があっても、もちろん煙は消えてくれないわけで……。
ラストシーン、戦車大破の後の、両チームの戦車数が表示されている巨大ビジョンが映るシーンでは残存車両数が視認できなかったので、たぶん初見の人はその後のシーンへとスムーズに進めないんじゃないかな? と不安になりましたね。


・疲れる。
シンプルですけど、めっちゃ揺れるんで結構疲れます。体力に自信がない時や、乗り物酔いに弱い方は途中退出覚悟で見たほうが良いと思います。まぁ正直これは4DXの最大のウリとは切っても切れないデメリットなので、僕達客側が対応するしか無いと思います。

・まとめ
上記の通り、もちろん4DX特有の問題点はありますがそれらを考慮に入れても、興味がある方なら是非是非1回は体験するべきものだと感じました。
メガネの方は水対策にメガネ拭きを持参し、貴重品はロッカーに預けて、激しい揺れがお尻に不安という方は沙織のようにクッションを持ち込んで戦車の揺れを軽減させる、などのように4DXのデメリットはある程度、対策できるものばかりです。
もし迷っている方が居るなら、是非お近くで上映中の映画館を調べて Go ahead!(CV川澄綾子)してみてください!
あと、普段から2回くらい映画観るよって方は是非、一回目は4DXではない通常版から観てみることをオススメします!

劇場版公式サイトの上映映画館一覧


*1:そしてちょっとアバウトだけど時系列順

*2:4Dですからね

*3:マッサージ器みたい

*4:その両方だろうな

*5:それがボコだから。と耳元で幻聴が聞こえなくもない気がする

*6:あと、静の演出ではないですけど、やっぱり戦車が高速で移動するシーンで向かい風を感じることができるのも、没入感アップって感じで最高ですね。

*7:僕の行った劇場では、カチューさをプラウダの面々が庇うあのシーンでも全然雨は感じませんでした。もうちょっと降って欲しいなとまで思うレベル。